東芝が11月12日、事業ごとに会社を3分割する変革プランを打ち出した。実質的な解体が進む一方、同社に「売られた」事業の多くは息を吹き返している。復活劇の裏には何があったのか。

 「予約時点で想定の1.5倍の申し込みが来た」。白物家電を手掛ける東芝ライフスタイル(川崎市)で経営企画を統括する山脇弘取締役は今秋に発売した洗濯機の手応えをこう話す。2種類の微小な泡をつくり出して洗浄力を高めたのが特徴。想定価格は約40万円だが販売は好調という。

 同社は2016年6月に中国家電大手、美的集団の傘下に入った。5年以上をかけて部門間の融合を進めており、今回の洗濯機を含め、「ほとんどの商品は両社が共同で開発を進めている」(山脇氏)という。

 業績も改善した。売却前まで東芝の白物家電事業は慢性的な赤字が続いてきたが、18年12月期に黒字化を達成。今期も「このままいけば4年連続で黒字を達成できそうだ」と山脇氏は自信を見せる。

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