この記事は日経ビジネス電子版に『自民党総裁選の舞台裏、なぜ岸田氏に後がなかったか』(8月31日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』9月6日号に掲載するものです。

自民党総裁選の幕が切って落とされた。内閣支持率の低下などで菅義偉首相への逆風が強まり、次期衆院選の顔を選ぶ戦いの行方は不透明だ。思惑や戸惑いが交錯する序盤戦の舞台裏とは。

 今回の自民党総裁選は9月17日告示、29日投開票で実施することが決まった。党所属国会議員1人1票の「国会議員票」383票と、「党員・党友票」383票の計766票で争われる。

 衆院議員の任期満了が10月21日に迫り、今回の総裁選は「選挙の顔」を選ぶ機会でもある。安倍晋三前首相の辞任表明を受け、全国一斉の党員・党友投票を見送った昨年の総裁選とは異なり、世論が反映されやすい党員の支持が重要になる。選挙基盤の弱い中堅・若手議員は、地元支援者の意向も踏まえつつ「誰が看板なら自分の選挙にプラスか」との観点で選びたいのが本音。党内では「派閥が方針を決めても、所属議員がまとまって行動するのは難しい」との見方が広がっている。

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