脱炭素の要となる水素インフラで日本は世界をリードする。技術で先んじ、事業で負ける。この負の歴史を繰り返さないためには、官民タッグの周到な戦略が不可欠だ。
在りし日の中曽根康弘元首相に取材したことがある。当時既に92歳の高齢だったが、政界を退いてもなお、我が事のように日本の行く末を案じ続けていたのが強く印象に残っている。
終戦から76年を迎えた太平洋戦争。中曽根氏は、そのただ中に身を置いていた。戦中、海軍主計中尉として前線のボルネオ島に赴き、壮絶な海戦を経験。戦争の悲劇を肌身で味わった。
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