新型コロナウイルス用のワクチン開発が急ピッチで進んでいる。有効性の確認には「偽薬」の利用が欠かせず、大規模試験では費用も膨大になる。今後はこの削減、効率化が課題だ。

 米ファイザーとドイツのビオンテックの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの大規模臨床試験は米国、ドイツ、ブラジルなどで、12歳以上の約4万人を対象に実施された。

 対象者の半数にはワクチン、半数にはプラセボ(偽薬)を、本人には分からないようにして接種。2回目の接種から7日目以降に発症し、陽性判定が出た170人について、どちらの接種かを集計した。ワクチンの接種を受けていたのは8人で、プラセボの接種を受けていたのは162人。そこから、95%という有効性の数字がはじき出された。

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