システム障害で全銘柄の売買を終日停止した東京証券取引所。障害による影響は大きかったが、同日夕に開いた会見における経営陣の対応は危機管理のお手本といえるものだった。
「問題が起こったときの最初の会見では、最も詳しい人が分かっていることをすべて話すのが鉄則。その点で非常に適切な対応だった」。危機管理の専門家であるエイレックス(東京・港)の江良俊郎社長は、東京証券取引所が10月1日に開いた、同日のシステム障害に関する記者会見をこう評価する。さらに「その説明者が経営陣だったことが東証への信頼を高めたのではないか」と付け加える。
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