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情報通信機器を利用すれば、複数の医療機関が連携してより質の高い医療を効率的に提供できるようになる。だが、それを促すには現行の医療制度を大胆に見直していく必要がある。

 オランダの医療機器メーカーであるフィリップスの日本法人は9月、集中治療室での患者のケアに使う「遠隔集中治療患者管理プログラム(eICU)」システムを発売した。遠隔地にある支援センターに24時間365日、医師と数人の看護師らが常駐し、ベッドサイドのモニタリング機器や、ビデオカメラなどから送られてくる情報を基に、治療方針などを検討。現場の集中治療室(ICU)にいる医療スタッフと連携して患者への対応をサポートするものだ。

 1つの支援センターで、150床程度のICUを遠隔管理できるよう設計されている。一般病床に導入すれば、ICUと同様の運用ができ、新型コロナウイルスで患者が急増したときなどに、重症者用ベッドを機動的に増設するといった運用も可能になる。eICUには診断支援の機能が組み込まれていて、緊急度を判定して、どの患者から優先的に対応すべきかも提案してくれる。