米テスラの「価値の高騰」が止まらない。直近の時価総額は3800億ドル超で昨年末の5倍近くに。世界の金融緩和でダブついたマネーが流れ込んでいるとはいえ、急伸ぶりは突出している。

 「時価総額でトヨタ超え」。7月中旬、本誌に掲載した記事がはるか昔のものに思える。米テスラの株価は8月24日の終値で2014ドル(約21万3282円)。時価総額は3753億ドル(約39兆7516億円)となり、記事からわずか1カ月半でトヨタ自動車の1.7倍になった。

 テスラの実績は確かに上向いている。2019年の新車販売は前年比5割増の36万7500台で、直近の決算は4四半期連続で黒字だ。中国・上海工場は順調に立ち上がり、21年にはドイツ・ベルリンの新工場も稼働する見通し。米テキサス州にも生産拠点を新設する予定だ。イーロン・マスクCEO(最高経営責任者)は21年の生産能力が100万台を超えると強調する。

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