新型コロナウイルスの広がりでニッポンのヒトの動きが一変している。働き方改革や職場の忘年会忌避の傾向などと合わせて考えると、サービス業が今後の消費をつかむヒントが見える。
3月初旬の平日夜に訪れた東京都下の健康ランドで、異様な感じを受けた。30人は入れるサウナ室が客で溢れている。ロッカーで着替える人は若年層からシニアまで多くがスーツ姿。新型ウイルスの影響で近隣の居酒屋はがらがらなのに、ここだけが別世界のようだ。
サウナ併設の銭湯も訪れてみたが、やはりスーツ姿が目立つ。店主は「昨年から明らかに会社帰りの人が増え、若い人も多くなった」と話す。新型ウイルスの影響はあまり感じないという。
コロナショックで東京では新橋や神田といった繁華街の風景が様変わりした。会社に会食自粛を求められた会社員は素直に応じ、夜の街の人出が半減したという調査も報告されている。
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