政府が2月18日、プラットフォーマーを規制する新法案を閣議決定し、国会に提出した。今国会での成立と2020年度内の施行を目指すが、規制先行には盲点がある。

 「淘宝網(タオバオ)がなかったらこんなに早く発展できなかった」。2013年5月に中国浙江省杭州の工業団地を訪れたときのこと。女性向けに洋服をインターネット上で販売する会社を経営する曹青さんがこう笑みを浮かべたことを思い出す。

 タオバオとは中国EC(電子商取引)最大手、アリババ集団が手掛けるモール型ネット通販サイト。曹さんは大学卒業後に出店、自分が気に入った洋服を売り始め、その後、自社でデザインした洋服の販売も手掛けるようになった。この年は年商6億元(約95億円)の規模を目指していた。

 中国ではこんな起業家がごろごろいる。彼らはたいてい販路や資金力がない。そこでアリババはネット上で「市場」を立ち上げ、少額融資といった金融サービスも提供、起業家の成長を後押しした。

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