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先進の自動運転技術を搭載した新型「スカイライン」を試乗した。今回はその雑感を述べたい。自動運転は一見、無機質に見える。だからこそ、人間らしさが求められる。

 初代の誕生から63年目となる日産自動車のスカイライン。「ハコスカ」や「ケンメリ」など、多くの名車を生み出した「技術の日産」を象徴するブランドだ。クルマ好きの筆者も若い頃から憧れた車種だが、残念ながら、懐具合の関係で、当時は手が出なかった。

 そんなクルマを運転できる機会が巡ってきたと思ったら、「ハンドルから手を離してよい」と言われ、少々複雑な気持ちになった。ただ、世界初の自動運転技術をちりばめた注目のクルマだ。気を取り直して、運転席に乗り込んだ。

 注目機能は主に3つ。まず高速道路の同一車線内を走行する際、ドライバーが前方を注意し、すぐにハンドルを操作できるようにしておけば、手放しで走行できる機能。車内に監視カメラがあり、ドライバーが目をそらした場合には警告音が鳴る。ハンドルやアクセルペダルから手や足を放しておけるのは、やはり快適だ。長距離ドライブの際には楽だろう。