「幸せ」を待つのではなく、取りに行け

 「人生100年時代」「ウエルビーイング」──。幸せに、健康的に長生きするには働き方を見直す必要があると最近よく耳にします。朝起きたら朝日を浴び、ゆっくり朝食を済ませて勤務スタート。午後7時までに退勤し、夕飯を食べたらのんびり映画を楽しむ──。そんな余裕ある生活に憧れますが、待っているだけでは実現しない。今号の「グローバルインテリジェンス」を担当し、その現実に気づかされました。

 新型コロナウイルス禍に働き方が見直され、在宅勤務をする人が増えました。通勤時間が減り、自由な時間が増えた一方で、実際は起床時刻が遅くなり、勤務時間がいつもより長引いている人もいるのではないでしょうか。少なくとも私はその1人です。

 しかし、英ロンドン・ビジネス・スクールのリンダ・グラットン教授の話を聞き、「人生100年時代にこれでいいのか」と反省しました。

 「幸せ」は人それぞれですから、睡眠や運動、趣味など時間の使い方も数多くあると思います。考えた結果、私は朝にヨガを始めました。グローバルインテリジェンスの記事をお読みいただき、「ウエルビーイング」に近づくために何ができるか、考え直す機会になればうれしいです。

(藤原 明穂)

日経ビジネス2022年3月28日号 140ページより目次
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