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 取材中でした。おなじみの笑顔が見る見るうちにこわばり、手に持った飲み物の器をソファの肘掛けにたたきつけて怒りをあらわにしました。その人はソフトバンクの孫正義さん。

 10年ほど前のことです。孫さんは光回線の価格破壊を狙い、ソフトバンクがNTTから借りる回線料金が高過ぎると主張していました。私が「孫さんは投資もせず、ただ回線を安く借りて、さやを抜いているだけではないか」と批判したことが怒りの原因でした。

 「100年後の教科書に載りたいんだ」。怒りの中で孫さんはこう言いました。世界に高速通信網を築いた功労者として坂本龍馬のようになりたいと。