もう9年もたちました。2010年1月19日。日本航空(JAL)は会社更生法の適用を申請しました。なぜ経営破綻したのか。いくつもの要因が絡み合いますが、その一つに日本エアシステム(JAS)との統合・合併があります。
01年にJASとの経営統合を決めたJAL。「全日本空輸(ANA)を引き離すチャンス」と前のめりになる取締役が多い中で、「時期尚早」と異議を唱えていた取締役が一部にいました。JASは01年3月期に最高益でしたが、過去の不振で累損を抱え、ANAへの身売りを東京三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)から勧められるほど。ANAとの秘密裏での交渉は破談していました。
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