
ウクライナ情勢の緊迫化以来、ろくにテレビを見なくなっている。
9.11(←米国同時多発テロ事件)が勃発した2001年、私は、テレビの前にくぎ付けだった。それほどテレビの情報はリアルに見えたし、実際に質・量ともに圧倒的だった。
それゆえ、当時インターネットが動いていなかったわけでもないのだが、主たる情報源はテレビだった。
しかし、20年が経過してみると、国家間の紛争など、海外の報道に触れるソースとして、テレビは、衛星、地上波ともに、主役から外れている。
理由は、あらためて説明するまでもないのだが、情報がスカスカだからだ。なにより、頼りにしていたNHKが、定時のニュースの中でウクライナ関連情報をろくに紹介していない。そして肝心の私が、もはや彼らに期待していない。
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