(イラスト=小田嶋 隆)

 私はアニメや漫画には疎いのだが、さすがに「鬼滅の刃」は知っている。令和の日本で、この作品に触れずに過ごすことは不可能だ。それほど世間には「鬼滅の刃」があふれている。

 で、加藤勝信官房長官が先日、閣議後の記者会見で、「鬼滅の刃」のアニメ映画に言及した。

 「エンターテインメント産業がコロナ禍で大変厳しい状況にさらされている中、記録的な観客数を動員していることは映画産業に大変大きな貢献をいただいている。『Go Toイベント』の対象には映画も含まれており、感染拡大防止を前提としつつ、エンターテインメント産業の需要喚起に努めたい」

 と、自らテレビアニメを見たことを強調しながら強く「推し」てみせた。

 ネット上の反響を見る限り、官房長官によるこのたびのアニメ/漫画ファンカムアウトは、好意的に迎えられている。一部では熱狂的に歓迎されていると申し上げてよい。

 しかし、老婆心から申し上げるに、ネットの評判を過信してはいけない。

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