
「夜の街」に査察が入る雲行きだ。
7月19日、菅義偉官房長官は、生出演した民放の報道番組の中で、新型コロナウイルスの感染が相次いでいるキャバクラやホストクラブについて「風営法(風俗営業法)で立ち入りができる。そういうことを思い切ってやっていく必要がある」と述べ、警察官による立ち入り調査に合わせて感染症対策を徹底するように店側に促していく考えを示唆した。
なるほど。これは、相当に踏み込んだ発言だ。受け取りようによっては、法の枠組みをはみ出した「別件捜査」に近い手法で、「夜の街」を洗浄する決意を語ったというお話になる。
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