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(イラスト=小田嶋 隆)

 これを書いているのは5月28日。東京都知事選挙は、告示(6月18日)まであとわずかだ。なのに、毎度のことながら、この選挙は、最後の最後まで候補者が手を挙げない。

 一説によれば、都知事選に関しては伝統的に「後から声を上げた候補者の方が有利だ」という迷信じみた考えが定着しているらしい。このお話の真偽はともかく、現実に、野党の統一候補はいまだに決まっていない。現職の小池百合子都知事も、5月28日時点で出馬表明をしていない。自民党が独自候補を出すのかも、まだわからない。

 出馬がはっきりしているのは、当選の可能性が低い候補者ばかりだ。