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 ホワイトハウスが米紙ワシントン・ポストとニューヨーク・タイムズの2紙の購読を停止する決断を下した、というニュースが流れてきた。

(イラスト=小田嶋 隆)

 日ごろからトランプ米大統領のツイートをウオッチしている当方からしてみると、今回のホワイトハウスの決断は、さして意外な情報ではない。むしろ遅すぎた感じさえ受ける。それほど、ここのところ、トランプ氏によるメディア批判は、激越かつ頻繁だった。

 トランプ氏が自分を良く書かないメディアに敵意を抱くことそのものは、人間として仕方のない反応だ。百歩譲ってそう考えて差し上げてもよい。しかしながら、独立した政府機関たるホワイトハウスが、大統領の個人的な感情に配慮して購読する新聞を選別しにかかることは、果たして適正な判断と言えるのだろうか。

 ふつうに考えれば、答えは「ノー」だ。大統領の意に沿う情報だけを収集する態度は「情報収集」には当たらないし、ホワイトハウスが公平な情報収集を拒絶することは、国政の危機であるはずだからだ。