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 7月9日、共同通信のサイトに印象的な記事がアップされた。見出しは「河野外相、産経新聞に陳謝」となっている。続くリードでは《「ひどい捏造」と書き込み》と付帯状況が説明されている。以下、記事に沿って事態を振り返ってみる。

(イラスト=小田嶋 隆)

 まず産経新聞が、7月2日付朝刊で、「河野氏が1日の講演で、北方領土問題に関し、ロシア側に4島返還を求めるつもりはないとの考えを示した」という旨の記事を掲載した。

 これを受けて、河野太郎氏は「ひどい捏造」とツイートし、さらに記者団に対して「誤報」と説明した。

 ところが、産経新聞には、当日の講演の録音が残っており、それによると、河野氏は、「4島返還に立ち戻って交渉をやり直すことは考えていないのか」という質問に対して「全く考えていない」と明確に答えている。

 動かぬ証拠というヤツだ。