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民間企業が公有企業の株式を保有する混合所有制を進めてきた中国で、国が民間の株式を買う逆の動きが進む。利益を生む資産を保有することに加え、民間企業に中国共産党の影響力を及ぼす思惑が見え隠れする。習近平国家主席は民間の力を重視するポーズを取るが、起業家らは政府の意図に疑いを抱いている。

アリババのマー会長は共産党員だから成功したのか(写真=ロイター/アフロ)

 中国の起業家たちが、昔ながらの苦悩に包まれている。それは、彼らが国有(公有)企業(SOE)について話をするだけで流す冷や汗から見て取れる。彼らは、自分たちは共産党政権に気に入られていないという感覚にさいなまれている。