「AIスピーカー」の市場を立ち上げたアマゾンの次なる一手。それは深層学習が実行できるAIカメラ「ディープレンズ」だ。店舗や工場などビジネスの現場で、動画を使ったデータ分析が可能になる。

シリコンバレー支局 中田 敦
1998年、日経BP社入社。日経コンピュータやITproの記者として、クラウドやビッグデータ、人工知能を担当。2015年4月からシリコンバレー支局長。
<span class="fontBold">動画を現場で識別・分析できるディープレンズ。2018年上期の発売予定</span>
動画を現場で識別・分析できるディープレンズ。2018年上期の発売予定

 カメラが撮影した動画の被写体が人間か否かを判断し、人間であれば表情に基づいて感情まで割り出す──。米アマゾン・ドット・コムの子会社、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が11月29日に発表した「ディープレンズ」は、深層学習によって開発したAI(人工知能)が、被写体をリアルタイムに識別・分析できる最先端のAIカメラだ。

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