11月11日は中国最大のショッピングデー。京東集団はこの時期に合わせてインターン学生を採用した。学生らは、12~18時間働いた、賃金は基準以下だったと口にする。背景には中国を取り巻く労働力不足とそれに伴う賃金の上昇があるようだ。

 11月11日、中国に「独身の日」(中国版ブラックフライデー)が訪れた*1。アリババ集団に次ぐ中国ネット通販2位の京東集団(ジンドン、JD.com)はセールの期間中、のべ10万人以上の労働者が230億ドル(約2兆6000億円)相当の商品の仕分け、梱包、発送に携わった。

 この中には数百人の専門学校生も含まれていた。彼らは北京と東部・昆山の物流倉庫に集められ、12~16時間シフトで(場合によっては一晩中)働くよう命じられた。時給は最低賃金をはるかに下回る。応じなければ卒業させてもらえない。中国の法律は、学生がいかなる残業をすることも夜勤することも認めていない。

 専門学校5校から連れて来られた学生8人は、集配と梱包作業に当たったと語る。京東の2017年の収益は3620億元(約5兆9000億円)に上るものの、今年5月まで四半期ベースで黒字を報告したことはない。