米中間選挙の結果、議会がねじれ状態になったのを受け、投資家は今後の動向を懸念している。これから米国株式市場に影響する要因は、FRBと米国景気、そして米中貿易問題となる。トランプ政権が対中貿易交渉で合意にこぎつければ、市場が再び勢いづく可能性もある。

 米中間選挙というドラマは終わったかもしれないが、困ったことに、投資家の目にはまだドラマの結末が見えてこない。

 中間選挙は、民主党が下院の過半数を制し、共和党が上院の過半数を維持するという拍子抜けの結果に終わった。投資家は、この結果自体は歓迎した。投票翌日、7日の米国株式市場は、寄り付き後は小幅な値上がりだったが次第に勢いを増し、S&P500など主要株価指数は2%以上上昇した。

市場は選挙結果を受け上げ調子に
●S&P500先物指数の推移
出所:Financial Times/Refinitiv

 株式市場は、2016年には不意打ちをくらった。米大統領選におけるドナルド・トランプ氏の勝利も、英国の国民投票での欧州連合(EU)離脱決定も、事前の世論調査とは異なる結果となったからだ。しかし今回は、調査が正しかったことに投資家は安堵した。