日中韓3カ国の首脳が約3年半ぶりに会談し、会談の定例化や経済分野の協力などを確認した。南シナ海での米中対立や中韓両国の経済減速などの情勢変化を受け、3カ国の思惑が一致した。日本政府は対話を継続する中で歴史認識など難問の打開策を探る構えだが、曲折が予想される。

 「とにかく実施することに最大の意味があった。決裂など初めからあり得ず、ほぼ想定通りの展開と結果だった」

 今月1、2の両日にソウルで開かれた日中韓3カ国の首脳会談と日中、日韓の2国間の首脳会談。日本外務省幹部のこの論評が、今回の一連の会談の意味を端的に物語っている。

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