アマゾンは年末までに、第2本社の建設地を決める予定だ。現シアトル本社が位置する地区は倉庫の街から摩天楼の街に変貌した。候補地は、この恩恵の再来に期待する。決定が近づくにつれ、誘致合戦が熱を帯び、様々な臆測が飛ぶ。首都ワシントン周辺が有力視される。

 米アマゾン・ドット・コムは10月25日に第3四半期決算を発表する予定だ。だが、それよりも投資家が待ちわびているのは、今後数週間のうちに行われる重大な発表だ。

 電子商取引の巨人である同社は今年末までに第2本社の建設地を決定し、米国およびカナダの20都市が繰り広げている誘致合戦に終止符を打つと宣言した。誘致合戦の勝者には、何十億ドル(何千億円)もの投資と数万人規模の雇用が転がり込む。

ベゾスCEOは起業したアマゾンをすぐにシアトルに移転。ここにハイテク人材が集まってきた(写真=AFP/アフロ)

 アマゾンも最終候補に残った20都市も、入札過程について固く口を閉ざしている。だが、だからといって、先頭を走るのはどこか、臆測が流れるのを止められるわけではない。アマゾンがスーパーボウルのテレビ中継に出した広告から求人情報、ジェフ・ベゾスCEO(最高経営責任者)が乗るプライベートジェットの飛行記録まで、思いつく限りの材料を基に懸命に建設地を探し当てようとしている。