スペインのカタルーニャ州とイラクのクルド自治区の動向に、台湾が熱い視線を注いでいる。両地域は相次いで、独立をめぐる住民投票を実施した。台湾の蔡英文総統は独立に慎重な姿勢をみせる。しかし、中国の対応は厳しさを増している。

 激しい論争が巻き起こる中、スペインのカタルーニャ州とイラクのクルド自治区が相次いで、独立の是非を問う住民投票を実施した。地球の反対側に位置する小さな島、台湾は、これらの出来事を注意深く見守ってきた。

 カタルーニャが孤立する状況に台湾が関心を寄せるのは恐らく当然のことだろう。スペイン当局が必死に阻止を試みたものの、住民投票を10月1日に決行し、欧州を揺るがしている。

 さらに印象的なのは、とかく無意味な情報やセンセーショナルな報道に走りがちなメディアにあって、台湾のフォルモサテレビが9月、イラクに撮影クルーを派遣してクルド人による投票の様子を徹底的に報道したことだ。この局の視聴者は台湾の正式な独立を支持している。