米ゼネラル・エレクトリック(GE)のCEOに昨年就任したばかりのフラナリー氏が解任された。経営スリム化の方針を示したが、改革のペースが遅いと取締役会に判断されたようだ。後任は、GE初の外部出身トップとなるカルプ氏。同氏の前にも政治や財務などの難題が立ちはだかる。

10月1日にCEOを解任されたフラナリー氏。その責めの大半は、過去の経営の失敗にある(写真=AP/アフロ)

 過去の経営が残したツケは本当に大きな負担となり得る──ジョン・フラナリー氏が苦労の末に学んだ教訓だ。

 フラナリー氏は2017年8月に、トーマス・エジソンが約125年前に創業した米複合企業、ゼネラル・エレクトリック(GE)の会長兼CEO(最高経営責任者)に就任した。生え抜きのフラナリー氏は、苦闘する会社のスリム化と分散化を図るべく、かなり抜本的な改革計画を立てた。

 まず、配当の削減を発表。続けて、ヘルスケア部門をいずれ分離する意向や、傘下の米石油サービス会社ベイカー・ヒューズの保有株を売却する考えを明らかにした。これらの計画は、前任者ジェフリー・イメルト氏がCEOを務めた時代に比べて、歓迎すべき変化を生み出した。イメルト氏が率いた16年間に、GEの業績と収益性は劇的に低下していた。