ドローン向けにフライト単位、飛行時間単位でかけられる保険が相次いで登場する。リスクは機種だけでなく、飛行ルートやその時々の気象、交通量によって異なる。センサーが普及し、リスクをリアルタイムで把握できるようになった。自動運転車などにも応用が進む。

サッカーの試合を撮影すべくピッチ上空を飛ぶドローン(写真=アフロ)

 結婚式やホエールウオッチングのような場でさえ、ドローンが頭上をうるさく飛び交うのが当たり前の光景になった。今やドローンを使った航空撮影が大流行だ。米コンサルタント会社のガートナーによれば、世界の商業用ドローンの販売台数は今年、およそ17万4000台に達する。消費者向けのドローンも280万台に上る見通しだ。

 このうち何台かが墜落し、支払いたくもない損害の賠償を操縦者が迫られる事態となることは想像に難くない。ウエディングケーキをめちゃくちゃにしたり、観客にけがをさせたり、ドローンが引き起こすであろう事故は枚挙にいとまがない。

 ニアミスが頻繁に発生する中、実際の事故もすでに数件起きている。例えば2014年、オーストラリアでトライアスロンのレースを空撮していたドローンが、競技参加者と接触し頭部にけがを負わせたことがある。