セッションズ司法長官は上院議員としていち早くトランプ支持を打ち出した“功臣”だ。しかしロシアゲート疑惑捜査への関与を拒否し、トランプ大統領からの執拗な攻撃にさらされている。司法の独立を守るセッションズ氏の姿勢に、リベラル派からも称賛の声が上がる。

 ジェフ・セッションズ氏はかつて、ドナルド・トランプ米大統領の取り巻きの一人だった。上院議員として最初にトランプ氏に対する支持を表明。トランプ氏は不動産王として名をはせていたものの、大統領選で勝利するなどほとんど誰も想像しなかった頃から同氏を支持した。

 だが司法長官となってからというもの、セッションズ氏はあたかもサンドバッグのように、トランプ氏からの熾烈な攻撃にさらされている。

中間選挙後も、セッションズ氏は司法長官の地位にとどまれるか(写真=ユニフォトプレス)

 トランプ氏とセッションズ氏の関係は特異だ。トランプ氏が一方的に、公にセッションズ氏に非難を浴びせているのだ。高名なジャーナリスト、ボブ・ウッドワード氏はトランプ氏に関する近著『恐怖 ホワイトハウスのトランプ』の中で、大統領がセッションズ氏を「ミスター・マグー」と嘲笑したり、「知恵遅れ」「ばかな南部の人間」と呼んだりしたと記している。トランプ氏は一連の発言を否定しつつも、あんなやつにかかずらわっている暇はないと公言してはばからない。