「クールジャパン」を象徴する日本のマンガやアニメは、東南アジアでも根強い人気を持つ。だが急速に普及しているスマホ向けでは中国の存在感が目立ち始めている。来年には、さらに作品数を増やしそうだ。適切なスマホ対応を進めなければ、日本の競争力維持はおぼつかない。

バンコク支局 飯山 辰之介
2008年、日経BP社入社。製造業や流通業などを担当。13年、日本経済新聞に出向。15年に日経ビジネス編集部に復帰し、17年9月からバンコク支局長。
<span class="fontBold">コスプレを楽しむタイの若者。書店では『名探偵コナン』や『進撃の巨人』などが人気だ</span>
コスプレを楽しむタイの若者。書店では『名探偵コナン』や『進撃の巨人』などが人気だ

 タイで9月上旬、日本文化を紹介する「バンコク日本博2018」が開かれ、約8万人が会場を訪れた。中でも多くの人でにぎわっていたのがマンガを紹介するブースだ。人気マンガやアニメのキャラクターにふんした来場者も数多く訪れ、熱心に見入っていた。

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日経ビジネス2018年9月24日号 112ページより目次

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