米議会上院は9月10日、イラン核合意の不承認決議案の審議を進めるための動議を否決した。翌11日に米下院が核合意の不承認決議案を賛成多数で可決したが、上院で同議案が否決されているため、議会による合意の不承認は実質的に回避された。今回の核合意には共和党やイスラエルが猛反発しているが、これでオバマ政権のレガシー(遺産)として歴史に刻まれることになる。同大統領は、「外交、米国の安全保障、世界の安全の勝利だ」と表明した。

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日経ビジネス2015年9月21日号 152~153ページより目次

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