米ウーバーの新CEOに、米旅行サイト大手エクスペディアを率いてきたダラ・コスロシャヒ氏が決まった。ウーバーの取締役会では、会社の方向性を巡り創業者のカラニック派と投資家グループが対立している。新CEOの課題は、分裂した取締役会を取りまとめ、ソフトバンクなどから新たな投資を呼び込むことだ。

新CEOのコスロシャヒ氏はウーバーの混乱を収めることができるか(写真=AP/アフロ)

 米ライドシェア最大手ウーバーテクノロジーズの新CEO(最高経営責任者)に、ダラ・コスロシャヒ氏が就任する。同氏が直面する大きな課題は、取締役会を説き伏せることだ。同社の取締役会は今、途方もないほどに分裂し、対立が深刻化している。

 そんな取締役会が極めて珍しいことに、コスロシャヒ氏を全会一致で指名した。しかし、同氏が最初に取り組む2つの課題は、ただちに新たな試練をもたらすはずだ。一つは新しい会長の選任。もう一つは、日本のソフトバンクを含む投資家から100億~150億ドル(約1兆1000億~1兆6500億円)規模の投資を受ける契約をとりまとめることだ。

  問題は、コスロシャヒ氏が、自らの指名に伴う信用と楽観に乗じて取締役会をまとめ上げることができるかどうかだ。さもなければ、内部の不和のために同氏のCEOとしての立場は危うくなる。