インテルが33年前に撤退した市場へ再参入した。コンピューターの主記憶に使うメモリー新製品を8月に出荷開始。性能向上の限界が近づくCPUに代わる、事業の柱として期待する。

シリコンバレー支局 中田 敦
1998年、日経BP社入社。日経コンピュータやITproの記者として、クラウドやビッグデータ、人工知能を担当。2015年4月からシリコンバレー支局長。
<span class="fontBold">インテルが未来をかける大容量・不揮発性メモリー</span>
インテルが未来をかける大容量・不揮発性メモリー

 米インテルが8月に出荷を開始したのは、コンピューターの主記憶に使う新製品「オプテインDCパーシステントメモリー」だ。現在の主記憶の主力であるDRAMに比べて応答速度は劣るものの、安価に大容量を実現できる。インテルは「同じコストでDRAMに比べて4倍以上の容量が実現できる」とする。

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