ダウ工業株30種平均の構成銘柄から、創設時の銘柄であるGEが外れる。同社の株価が昨年来急落しているとはいえ、今回の入れ替えはGEよりもダウ側の問題を浮き彫りにする。GEの代わりにアマゾンではなくドラッグストアを加えることで、ダウ平均は意味合いの曖昧な指数となる。

GEはダウ平均が創設された時から構成銘柄に採用された(写真=ロイター/アフロ)

 米ゼネラル・エレクトリック(GE)がついに、ダウ工業株30種平均(ダウ平均)の構成銘柄から外れる。ただしGEは少なくとも、かつての競合である米ウエスチングハウス・エレクトリックより21年長くダウ銘柄にとどまった。

 ウエスチングハウスは1997年に、米鉄鋼ベスレヘム・スチールや米小売りウールワースと同時にダウ銘柄から外された。米国の産業史を築いてきた大企業のうち、もはや重要性を失った企業が淘汰された形だった。

 97年当時、これら3社にとってダウ銘柄からの除外は事実上の死刑宣告だった。3社の業績は既に回復不能なまでに大きく落ち込んでいた。