「中国パキスタン経済回廊」は中国が進める一帯一路構想の中核をなす。この計画の原案がリークされた。多額の投資などパキスタンにとって恩恵はあるものの、中国に有利なものになる懸念がある。インフラ建設をはじめとする契約の多くを中国企業が受注する可能性が指摘される。

 パキスタン北部の都市ラホールにあるパール・コンチネンタル・ホテルのロビーに、情感あふれる標語が掲げられている──「パキスタンと中国の友情よ、永遠なれ」。

中国西部とアラビア海を直接結ぶ
●中国パキスタン経済回廊の概要
出所:Financial Times/Pakistan Government

 これは、「中国パキスタン経済回廊(CPEC)」計画を促進するための会議を告知する横断幕だ。文言はまだ続く。「我々の友情はヒマラヤよりも高く、世界最深の海よりも深く、蜂蜜よりも甘い」

 このように高く、深く、甘い友情は、巨額の投資に値する。中国西部からパキスタンを経てアラビア海に至るCPECは、中国が進める野心的な構想「一帯一路」の要となる計画だ。