先進国、新興国を合わせて、世界経済に明るい兆しが見えない。潜在成長率が低下しているのだ。投資が減少し、生産性が伸びず、格差が拡大し、支出が増えないという悪循環に陥っている。構造改革が必要だが、その種の改革は成果が上がる前にコストが表面化するため、政治的に難しい。

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日経ビジネス2016年5月16日号 82~83ページより目次

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