英国が欧州連合(EU)離脱を決めて以降、移民労働者の流出スピードが加速している。労働人口の減少は明らかだが、労働者確保に向けた賃上げなど、英企業の対応は後手に回っている。機械化の遅れや、労働生産性の低さなどの問題も相まって、状況はますます深刻化している。

 1年のうち、病気欠勤が一番多いのが1月だといわれている。寒い日は、働くよりも暖かい布団にくるまって過ごしたいと思うのは、多くの労働者の心情である。

 だが、クリスマス休暇明けに労働者が本当に戻ってこなかった、という会社もある。欧州連合(EU)諸国から英国に働きに来ている労働者が故郷で1週間を過ごし、英国に戻る気を失うケースがあるのだ。

 彼らにしてみれば、英国の気候の悪さに加えて為替はポンド安と、この国で働く魅力は薄れている。そしてもちろん、英国にEU離脱が迫っていることも理由の一つだ。