正真正銘“元ヤンキー社長”
べジフルファーム社長
田中健二(38歳)
農業の力で日本の問題、全部解決
田中健二(38歳)
暴走族・鉈出殺殺(なたでここ)の元総長という正真正銘の“元ヤンキー社長”。かつてけんかに明け暮れた地元の顔が、仲間と共に選んだ新たな挑戦の場は農業だ。タトゥーOK、レディースOK、パンチパーマ優遇という“超破天荒企業”が見る2017年、そしてその先の未来とは?

農業は「きついのにもうからない」と言うけど、大間違いだって。「もうからない」ってみんなが言い過ぎるから、そういうイメージになってるだけ。きついのは確かだけどもうかる。何でかって言うとカネを使わなくなるから。
1日農作業すると、疲れてすぐ寝ちゃうんだよね。昔は暴走族の総長として鳴らした俺でも、クタクタになるし。仕事が終わってから、他のことをする余裕なんかない。だからお金を使わない。それから野菜は畑で手に入る。だから食費が安くなる。
クルマも何台も持てるし
そりゃ会社勤めをしていた時に比べると収入は減るだろうよ。でも生活費も少なくなるので貯金は増える。俺が農業生産法人を経営する千葉県富里市や、その周りでも、広い家に住んで乗用車を何台も持っている農家は何人もいる。俺もやるってやつ、これから増えんじゃないかな。
そうやって農業やるやつが増えると、国の食料自給率も上がるんじゃない。みんなで体を動かして、たくさん食べて早く寝れば、健康になるから医療費抑制とか余裕でしょ。
現代人は肥満、高血圧なんて言うけれど、そんなの農業をすれば一発で解決するって。通勤ラッシュに巻き込まれることはないし、帰りは早いから家族と過ごせる時間も増える。
農業は今のままだと、あと10年持たないよ。農家がどんどん年取ってるし、補助金に頼り続けるのも限界があるし。若い人に就農させて、産業として自立させないといけない時期に来ているよ。
言っておくけど、うちの農園はスーパー、飲食店とかに小松菜や人参、大根などを販売してるちゃんとした企業だから。気合入っているやつ、もとい、意欲ある若者の皆さんの参加をお待ちしています!
- 1. 農業人口は今から増える
- 2. 食料自給率が向上する
- 3. 国民の健康も改善する
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