会社が急成長を続けた時代、株主は「神」へと上り詰めた。世界を動かす権力を握った者たちは、富の集積を続けていく。だが、人々は疲弊し、天を目指した城は足元から崩れようとしている。

株主は「神」である──。
オリックスのシニア・チェアマン、宮内義彦はそう信じていた。だが、その信仰が揺らいでいる。
「経営者は株主に第一に奉仕すればいいと思っていた。業績を伸ばせば、社会に富がもたらされるはずだと」
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