無資格検査が発覚した日産自動車と、データを改ざんして不適合品を納入した神戸製鋼所。手口は違えど、決められたルールを守らず、顧客の信頼を裏切った事実は重い。なぜ、名門企業はこんな不正に手を染めたのか。背景を探っていく。

<span class="fontBold"> EV「リーフ」を生産する日産の追浜工場でも完成検査の不正が発覚。完成検査員の養成を急いでいる</span>(写真=Andersen Ross/Getty Images)
EV「リーフ」を生産する日産の追浜工場でも完成検査の不正が発覚。完成検査員の養成を急いでいる(写真=Andersen Ross/Getty Images)

 「コスト削減や増産ばかりを指示する経営層に対する現場の不満が噴き出した」

 複数の工場での無資格者による完成検査が発覚した日産自動車。同社関係者は、2017年9月18日に、子会社の日産車体の湘南工場(神奈川県平塚市)から始まった国土交通省の立ち入り検査が「必然」だったとの見方を示す。

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