世の中の理解を得るには、どうやって謝罪すればいいのだろうか。ポイントは驚きだ。予想もしない引退表明、ノーベル賞受賞者の謝罪、時間無制限の「さらし者会見」──。想定を上回る謝罪会見に、世論は納得感を得て、沈静化する。辞任カードも時には有効だ。

<span class="fontBold">小室氏は引退カードを切った。自身の進退に言及した山中氏に国民は悲鳴。バスケ4選手は徹底謝罪が奏功した</span>(写真=朝日新聞社)
小室氏は引退カードを切った。自身の進退に言及した山中氏に国民は悲鳴。バスケ4選手は徹底謝罪が奏功した(写真=朝日新聞社)

 「今年最も“うまくやった”謝罪」。芸能界に詳しい危機管理コンサルタントがこう評するのは、週刊文春による不倫疑惑報道を受けた音楽プロデューサー、小室哲哉氏の謝罪会見だ。スクープを狙う「文春砲」の標的になったが、発売翌日の1月19日に小室氏はあっけなくも引退表明。「何も辞めなくても」と受け止めた世論は「才能を潰していいのか」と転じ、批判の矛先は週刊文春の報道姿勢に向かっていった。

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この記事はシリーズ「特集 謝罪の流儀 2018」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。