日大アメフト部の危険タックル事件は今年の不祥事で最も苛烈な批判を浴びた。事件自体の悪質さもさることながら、常識外れな謝罪姿勢が原因で大学の強権的な体質まで露呈した。危機対応の責任を果たさなかったと批判された田中理事長は、なぜ炎が燃え広がるのを座視していたのか。

 「もうあの事件は終わりましたからご心配なく」。5月中旬、日本大学水泳部の幹部が発したこの言葉に、日本水泳連盟の役員は耳を疑った。

 「あの事件」とは、5月6日に発生した日大アメリカンフットボール部の危険タックル問題。同部の選手が関西学院大学との定期戦で、反則タックルを繰り返して退場処分になった。

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この記事はシリーズ「特集 謝罪の流儀 2018」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。