数年前まで2桁成長を誇っていた、世界経済のエンジン=中国が減速している。資源価格は下落し、輸出も低迷。経済成長率は7%を割り込んだ。だが、減速ばかりに目を向けても、中国の真の姿は捉えられない。これまで成長をけん引してきた第2次産業の低迷という「暗」の側面がある一方で、消費などが新たな成長エンジンとして立ち上がる「明」の側面もある。それこそが、経済の構造転換が急速に進む新しい中国、「ニューチャイナ」だ。中国で勝ち組となっている企業はこの転換に気付き、新しい波に乗り出している。2030年までに北米の経済規模と並ぶ中国の変化を見逃す手はない。

(上海支局 小平 和良、大竹 剛、日野 なおみ、河野 祥平)

急速に進む産業構造の転換
●中国のGDP(国内総生産)の産業別構成比
出所:中国国家統計局

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日経ビジネス2015年11月23日号 30~31ページより目次