自分たちのブランドを熱心に支持してくれるファンをどうすれば獲得できるのか。カギはお客様扱いしすぎず、“仲間”のような関係を構築することにある。感動できる「体験」の機会を増やすことが、熱量を維持するためには欠かせない。

イベント運営を任せ 「伝道師」を育てる

 「ワッショイ」「ワッショイ」。ビール缶を約300本張り付けたユニークな“おみこし”が東京・お台場のイベント会場に入ってくると、集まった5000人の参加者の熱気が一気に高まり、次々に歓声が上がった。

10月27日にヤッホーブルーイングがお台場で開いた「超宴」の開会式の乾杯シーン(上)と参加者の様子(下)(写真=5点:稲垣 純也)

 10月27日、ビールメーカーのヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)が開いた「よなよなエールの超宴」というファンイベント。はっぴを着ておみこしを担いでいた同社の井手直行社長が、盆踊り用のやぐらに登り、開会式の音頭を取った。「みんな待ちくたびれて、今すぐ飲みたいよね。カンパーイ」。ビールグラスを手にした参加者の元気な声が、秋晴れの空にこだました。