いくつものM&Aを手掛けたプロ経営者の藤森義明氏ですら「完璧はない」というM&A。それでも多額の資金をつぎ込み、時に社運をかける「買い物」だ。成功率は高めたい。「事前準備」「条件交渉」「統合作業」の3つの関門の突破が絶対条件となる。

 そもそも、日本企業のM&A成功率はどれくらいなのだろうか。デロイトトーマツコンサルティングが今年5月に発表した調査結果によると、海外M&Aで37%だ。実際にM&Aを実施した企業が回答しているから、これが「肌感覚」に近いのだろう。同調査では21%が「失敗」と答え、42%が「どちらともいえない」だった。