各社が推し進める大量集中出店に、深刻になる人手不足、人件費の上昇……。現場で加盟店オーナーたちが悲鳴を上げ、ビジネスモデルがきしんでいる。

午前1時、看板の明かりが消えた……
閉店作業を進める京都市のファミリーマート加盟店。外窓のロールカーテンが下ろされたのを合図に店の前でたむろしていた若い男女も立ち去った(写真=菅野 勝男)

 決して眠らないはずのコンビニエンスストアが、眠っていた。

 10月上旬のある日、時刻は午前1時20分。京都市内にあるファミリーマートの外窓にはロール式のカーテンが下ろされ、辺りは静けさに包まれていた。付近を通りかかる人はゼロ。時折、猛スピードで走り抜けていく乗用車がいるのを除けば、辺りは秋の虫の鳴く声しか聞こえない。

 静寂が訪れたのは、時計の針を約20分戻した午前1時。このファミマが、通常のコンビニではあり得ない「閉店時間」を迎えたからだった。

 0時50分ごろまでは学生とみられる男女6人が店外の椅子に居座り、スマートフォン片手に笑い合っていた。だが店員がカーテンを下ろし始めると、誰に言われるでもなく退散。1時になると看板の明かりが消え、続いて駐車場の入り口がコーンでふさがれた。