京都市内で4人で創業した当時の写真。
左下が永守社長。後ろの建物は草創期の工場

 日本電産の創業は1973年7月23日。京都市内にある永守社長の自宅が本社だった。他のメンバーは現在CSO(最高営業責任者)の小部博志・副会長執行役員ら3人(ほか2人は既に退職)。いずれも永守社長の母校、職業訓練大学校(現・職業能力開発総合大学校)の後輩で、永守社長が28歳、一番若い小部副会長は24歳という若者ばかりのスタートだった。

 高校生の頃から起業するつもりだった永守社長は、職業訓練大学校の電気科でモーターの将来性に強い興味を持った。卒業後、音響機器メーカーのティアックなどを経て独立を果たしたが、その時に定めたのが「非同族」「非下請け」「世界企業を目指す」の経営3原則。最初から夢は大きかった。