M&A(合併・買収)をテコに急成長し、高収益企業の代表格となった日本電産。創業者、永守重信・会長兼社長の歯に衣着せぬ発言は、常に世の注目を集めてきた。一方で、日本電産がどのような会社かはよく知られていない。今や買収した海外企業が成長をけん引し、モーレツ主義を捨て働き方改革に取り組む。他社出身の人材が、自動運転やドローンなどの新技術の開発をリードする。これまでの泥臭いイメージとは違う、グローバル企業の姿がそこにある。世界に広がる永守流経営、そして売上高10兆円に突き進む日本電産の実像に迫った。

(主任編集委員 田村 賢司、池松 由香)

家電向けからロボットまで世界首位の製品がずらり
●日本電産の主な製品と世界シェア
<span class="normal">家電向けからロボットまで世界首位の製品がずらり<br>●日本電産の主な製品と世界シェア</span>
[画像のクリックで拡大表示]

CONTENTS


日経ビジネス2016年10月24日号 24~25ページより目次