リストラが一段落し、家電事業の復活に向けてようやく動き出した国内大手。パナソニックは美容分野でヒットを生み、ベンチャー流で未来の「カデン」作りが始まった。外資の傘下に入った東芝とシャープも、新たな商品開発の仕組みを整えつつある。

国内大手から生まれたヒット商品であるパナソニックの「ボディトリマー」。刺激的な店頭広告も話題を集めている(写真=山下 裕之)

 老若男女から「住みたい街」として人気が高い東京・二子玉川に、最新家電のショーケースがある。カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営する家電店「二子玉川 蔦屋家電」。デザイン性の高い空気清浄器を手掛けるカドー(東京都港区)や、家庭用ロボットを開発するCerevo(セレボ、東京都文京区)など、ベンチャーを中心にとがった機能が売りの最新家電がズラリと並ぶ。来店客は1日2万人を超える。

 その蔦屋家電で家電製品を目利きする木崎大佑氏が、「ウォークマン以来の衝撃を受けた」と言い切る商品がある。パナソニックが今年5月に発売した「ボディトリマー」だ。