60歳で定年を迎え、悠々自適の余生を送る。そんな時代は過去のものになる。少子高齢化が進み、年金財政が逼迫しているからに他ならない。年金を受け取る年齢は上がり、受け取る金額が激減する可能性もある。一方で、医療費や介護保険の自己負担は増していく。生計を立てるために働き続けなければならない現実が迫る。いわば、定年がなくなる「無定年」時代の到来だ。老後を年金だけに頼れない時代に、どう生き抜くか。これからの働き方を考える。
(主任編集委員 田村 賢司、武田 安恵、吉岡 陽)
INDEX
PART 1
2050年代に積立金は枯渇か
年金崩壊カウントダウン
PART 2
現役世代の未来図
働き続けるシニア世代のリアル
PART 3
高齢者を生かす先進企業
年金+賃金で探る最適解
PART 4
改革は待ったなし
公的年金を救い働きがいのある社会へ
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